3、炭素循環農法のデメリットは?

こんにちは。OKファームです!!

前回の記事では、炭素循環農法のメリットについて紹介しました。
https://ok-farm.jp/tan-jun-2-merit1/

今回はデメリットについて紹介します。

動画の方がいい方は、ぜひYoutube をご覧ください。。

炭素循環農法のデメリットは、私が知っている限り、以下のものです。

目次

①土が安定するまでに2~3年かかる

炭素循環農法を実践すると、土が安定するまでに時間がかかります

今までガンガンに化成肥料を使っていた畑の場合で、2〜3年

自然農法など、肥料を使わないスタイルの畑で半年〜1年くらいしないと、微生物の状態が安定しないと、提案者の林さんはおっしゃっています。

安定するまでの数年は、『収量が極端に落ちる』『味も今までの栽培方法と大差ない』という事になります。

何らかの事情があって、『どうしても来年の作付けで炭素循環農法の作物をたくさん収穫したい』と考えている方や、経営規模の観点から、『一部分であるとしても、3年も 収穫量≒収入 が落ち込むのはリスクが大きい』と考える方には難しいかもしれませんね。

デメリットではありませんが…
逆に長い間耕作放棄地になっていた畑の場合(目安10年以上)や新開地の場合は、微生物バランスが既によくなっていて、すぐにでも炭素循環農法に取り組める、という考え方も出来ます。

②慣れるまで畑の見極めが難しい

コレは今、私自身が不安に思っているポイントですね。

林さんの提唱するやり方をホームページで読み込んだり、私以外で炭素循環農法に取り組む農家さんの情報を聞いたりしています。

その中で『果たしてうちの畑進み具合は良いのか?悪いのか?』の判断を自分自身でしか出来ないという事が、最大の悩みです。

林さん自身もかなり細かく丁寧にホームページで解説されている訳ですが、『この状態と、この状態を勘違いする場合があるので注意が必要です』とおっしゃっている項目があります。

その場合の判断は、自分でするしかないわけです。

相談相手が全くいない、というのは思いのほかストレスなのです…。

慣行農法が日本中に根付いた理由は?

話が少し脱線しますが…。

これは私の持論ですが、慣行農法(化成肥料、農薬栽培)が日本国内で圧倒的シェアで普及している理由は『栽培中に困ったことがあっても、対策がはっきり明示してあるから』だと考えています。

初めて挑戦する作物でも、

『種まき前にはこの肥料をこの堆肥を何キロ入れましょう』
『作物の出来が悪ければこの資材を追加しましょう』
『この虫が出たらこの薬剤を撒きましょう』
など、教科書的なものがあったりします。

また、農協のスタッフさんや、市町村の職員さんなどがしっかりフォローしてくれます。

完璧ではないにしろ、アドバイスを受けた分だけ効果があります。

その『安心感』が、慣行農法がこれまで広がってきた要因のひとつではないかな?と思っています。

炭素循環農法という、マイナーなものに挑戦している今、改めて強く思います。

話が少しそれましたが、あなたの周りに、全く炭素循環農法の経験者がいなければ、その『安心感』がない故に、精神的に辛い時があるかもしれませんね。

今後、追記があるかもしれません

2020年現在、私が思う炭素循環農法のメリット、デメリットは以上です。
経験を重ねて行くにつれ、『気付かなかったけど、こんなデメリットがあった』など追記があればまたご紹介したいなと思っています。

メリット、デメリットの把握をして頂きましたが『とはいえ、本当に肥料無しで作物が育つの?ちょっと信じられない』と、気になっておられる方もと思います。

次の記事では何故「何故肥料が不要なのか」を解説します。
https://ok-farm.jp/tan-jun-4-hiryou-fuyou1/

炭素循環農法の記事一覧はこちら
https://ok-farm.jp/tanso-junkan-list/

今日もご覧いただきありがとうございました。

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