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2、炭素循環農法のメリットは?

前回の記事では、

炭素循環の概要を知ってもらいました。

今回、次回と

メリット、デメリットについて2つに分けてご紹介します。

この記事ではメリットについて主に解説します。

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#2炭素循環農法5つのメリット Five benefits of carbon cycle farming【OKファーム/OK-farm】Farming methods using Microbes

炭素循環のメリット

①野菜が美味しくなる
②作物の連作が可能になる(マメ科除く)
③トラクター等の機械を使用しても良い
④農薬、肥料、石灰すら不使用で栽培
⑤必要な資材が、身近にある、高価でない

①野菜が美味しくなる

炭素循環農法の畑が完成した場合、慣行農法で言うところの化成肥料はもちろん、鶏糞などの自然由来の肥料も不要になります。
すると、作物の中の硝酸態窒素やアンモニア態窒素、という『無機態窒素』という数値が低くなります。(理論上はゼロ??)硝酸体窒素という成分が多い野菜は、食べた時に『苦い』『エグ味がある』などのネガティブな味わいが多いそうです。

最たるものは、葉物野菜のコマツナやほうれん草かな?と私自身は思っています。
品種や、その作物を栽培する土地の気候による条件もあると思いますが、『この野菜の中の硝酸体窒素はどのくらいか?』というのが味に関係してくるワケです。
炭素循環農法を通して、土壌の無機態窒素がゼロになれば、その苦味やエグ味も消え、野菜本来の美味しさが現れる、とのことです。

作物によって、その味の差がどれほど出るのかは程度があるとは思いますが、イチ農家として、やはりこの『味の良さ』には興味があります。
まだ自分の圃場で土作りが完成していないので、実際の比較が出来ていないのはお許しください。

②作物の連作が可能になる(マメ科除く)


慣行農法はもちろん、化成肥料を使わない農法の型でも、多くの場合、『連作は避ける』(続けて同じ作物を栽培しない)というのが基本的な考え方です。

作物A→作物B→作物C→再び作物A
のように、ローテーションするわけですね。
作物によって、『3年は同じ作物を植えるな』
『5年以上あける方がいい』『連作するなら土壌改良資材(薬剤のこともあれば、緑肥のこともある)を入れる』みたいな感じです。

しかし、炭素循環農法では、
『むしろ連作した方が良い』というニュアンスで解説されています。
自分自身が慣行農法をしているときに
連作を避ける理由として、
同じ作物を植えると、
『1作目に増えかけていた病害虫が、2作目で更に増え、健康に育たない』
『同じ肥料成分ばかり使う事になり、土壌の中の肥料バランスが極端に崩れ、生育が悪くなる』
という事を教科書などでよく目にしました。

また別の記事で詳しく解説しようと思いますが、
炭素循環農法では、肥料ではなく、微生物から必要なエネルギーを吸収するため、連作をしてもよい、という事です。
私が主に育てる作物も、『連作障害が長く続く』というのが悩みのタネでしたが、連作期間を短く出来ないか!?と色々調べているうちに炭素循環農法の存在を知りました。

ただし、解説されている林幸美さんによると、『マメ科』だけは連作ができない、とのことです。

慣行農法、自然農法では結構おなじみなのですが、『マメ科を植えると、窒素分を畑に固定できる』というメリットがあるのですが、炭素循環農法においては、この窒素の固定が良くない影響を与えるとのことです。
詳しくは、また別記事で紹介しようと思いますが、『マメ科以外は連作可能』と覚えておいて下さい。

③トラクター等の機械を使用しても良い

②に引き続き、この項目も『私に合っているな』と思った事なのですが、
炭素循環農法においては、『必要ならトラクターなど、機械を使用して構わない』
ということになっています。
提唱者ご自身も、ブラジルの大農園で、
物凄く巨大なサブソイラーをつけたトラクターで硬盤を破砕したり、
ロータリーで畑の手入れをしておられます。

慣行農法以外の、『自然農法』というジャンルでは、
『なるべく機械を使わない』『そもそも耕さない』など、
色々なジャンルや、考え方、規模の違いがあります。
それぞれにメリット、デメリットがあるのですが、
私自身は『2ha程度の畑』『日々の管理や収穫』など、
どうしてもトラクターや重機が必要な状況にあります。

この農法、興味あるなー!と思っても、
『トラクターで土を踏み固めるのはよくない』
と断言されたら、残念ながら実践は難しいわけです。
炭素循環農法は、『必要ならどんどん機械も使え』
と言ってくれているので、規模拡大もしやすいし、
安心して取り組めるなぁ、私に合っているなぁと思っています。

④農薬、肥料、石灰すら不使用で栽培

概要紹介の記事や、メリットの①②でも少し触れましたが、
炭素循環農法は、肥料を使わず、『微生物を飼う』という考え方をします。
そして、「微生物由来」の栄養素で作物の手助けをします。


微生物にとっていい環境を突き詰めると、
農薬を使わない、化成肥料も、鶏糞などの自然由来の肥料も使わない、
という状態になってきます。
炭素循環農法を初めて知った時、

『とはいえ、流石にpH調整だけはしておかないと肥料が吸収出来んでしょ?』
と思っていましたが、何と、pH調整まで不要、
すなわち石灰などの調整資材も不要とのこと。

別記事で詳しく紹介しようと思いますが、
pH調整は、『土壌の肥料を効率よく吸収する』
という考え方がもとになっています。
炭素循環農法では『肥料ではなく、微生物から栄養素をもらう』
という考えなので、こういったメリットが発生しています。

ただ、私個人の一抹の不安として、
酸性雨の影響が今後更に悪化した場合など、
畑のpHが大きく崩れた場合はどうなのかなぁ?と思ったりはします。
とりあえず、ホームページに記載された2010年頃?
そして2020年現在はpH調整は不要とのことです。

⑤必要な資材が、身近にある、高価でない

このメリットも、たまたま『私に合ってるなぁ』と思った理由です。
炭素循環農法には、肥料や薬剤のかわりに、『有機物』を畑にどんどん投入します。
落ち葉、モミガラ(籾殻)、植物の残渣(ざんさ)、木質チップなど。
(あまり実践される方はいないと思いますが、
例えば紙などでも大丈夫、とどなたかがおっしゃってました。
シュレッダーダストとか有効活用できないかなぁ?とか思いましたが、
インクの影響や、実際の資材調達といったハードルから、
私はやる気はありません(笑))

そして、『新規に取り組むなら、キノコの廃菌床がベストだ』と記載されていました。
たまたま、私の畑の近くにキノコの廃菌床が手に入るツテがあったので、
『コレはいい!』と思い、更にこの農法に興味を持ったわけです。

残念ながら、キノコの廃菌床が身近に手に入らない方でも、
前述の落ち葉、籾殻、木材チップなどでも代用が可能です。
たまたま廃菌床が手に入る人はラッキー!!のように考えてみてはいかがでしょうか?

廃菌床というのは、キノコ農家さんからしたら、
『産業廃棄物』なワケで、場合によっては処分するのに
お金がかかってしまうシロモノです。
ですから、ホームセンターで肥料などを買うのに比べると、
安価である場合が多いようです。
籾殻なども、米農家さんやライスセンターのような施設からしたら、
処分に困っている事が多いです。
あなたの経営規模(家庭菜園から大農家まで)に合っている資材や、
資材を持っている人が見つかるといいですね。

今後、追記があるかもしれません

2020年現在で、私が思いつくメリットは以上です。
実際に実験を繰り返して、更なるメリットに気づいた時は、また追記したいと思います。

次回は、炭素循環のデメリットについてです。

お楽しみに。

あ、
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