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8、炭素循環農法 どうやって土を浄化する?餌(えさ)編

炭素循環農法において、
めちゃくちゃよく出てくる単語
それは『餌(えさ)』です。

餌について、少しずつ紹介していこうと思います。

微生物の餌 = 有機物  大切なのは『過不足なく』

『微生物の喜ぶ環境』の1つとして、『過不足なく餌がある』
という事が挙げられます。

現在の土壌にいる微生物に対して、
餌の量が足りなければ、微生物が餓死します。

そして、極端に多い量を投入してししまうと、
入れすぎた餌が腐ってしまい、
結果として微生物に害を与えてしまいます。

投入する炭素資材によって、分解されやすさが違うので、
(例:廃菌床は酸素を多く使うーー分解されやすいが、大量に入れすぎると腐敗する)
(例:木製チップは、なかなか分解されにくい代わりに、腐りにくい)
一概には言えませんが、必要以上の餌をやらないように気を付けましょう。

初期でいちばんオススメの餌、キノコの廃菌床(生)

慣行農法をしていた畑を、炭素循環農法に切り替える際に
いちばんオススメされている餌は、『キノコの廃菌床』です。

慣行農法でも、キノコの廃菌床を使った事がある、という方は
結構いらっしゃるのですが、それは『廃菌床を堆肥化する』という使い方。
『廃菌床を使うなら、堆肥化してから使え
 そうしないと、窒素飢餓状態になるぞ』
という話を聞いた事がある方もいるかもしれません。

しかし、それはあくまで『肥料を使う』慣行農法の場合の話で、
炭素循環農法においては、キノコの廃菌床は『生』で使います。

というか、逆に古くなればなるほど、
廃菌床の中にいる菌が
『酸素不足』や『発酵熱』で、死んでしまうので、
キノコ農家さんからもらったならば、
なるべく早くに畑に投入したいくらいです。

最初は、とにかく浅くかき混ぜる

畑に空気をたくさん入れてあげよう!
と聞くと、何となく
『トラクターのロータリーを、深くした方がいいのかな?』
と思いがち(私もそうでした)ですが、

林さんが提唱されるのは、
『廃菌床をなるべく均等にまき、
 深さ10センチ程度の深さでかき混ぜる』
というやり方です。

『深くまで酸素を届けろ!』と以前さんざん書きましたが、
意外や意外。めちゃくちゃ浅く混ぜるのです。

畑の団粒構造が整ってない状態で、廃菌床を深い場所に混ぜると、
簡単に呼吸困難で死んでしまう(腐敗する)から、とのこと。

深さ10センチのところでかきまぜ、
その後無事に作物(もしくは緑肥)が収穫できたら、
次の年は餌をやって15センチくらいの深さでかき混ぜ、
その次の年は20センチ・・・とだんだん深くしていきます。

土の状態が安定してきたら、
最終的には通常のロータリーで可能な深さの
25センチまで深くしてよいそうです。

こういった作業を繰り返していき、
畑の団粒化をすすめ、『微生物が喜ぶ環境』を増やしていきます。

まとめ

廃菌床は、慣行農法では少し扱いづらい資材だが、
炭素循環農法では、この上なく畑を育てるよい資材である。

廃菌床にいる糸状菌は、酸素をたくさん使うため、
廃菌床を畑にまいたら、とにかく浅くかき混ぜる事が大事。

年数を重ね、団粒構造が出来るのに合わせて、
年間の目安5cmずつ、ロータリーを深くする

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