どこかで聞いたことはあるけど、よく内容は分からない炭素循環農法。
その概要をまずはご紹介します。
動画の方がいい、という方は、炭素循環農法について3分で簡単に解説している動画もあります。
↓こちらも↓もよければぜひご覧ください
はじめに
このブログで、特別記載が無い場合は、炭素循環農法の提唱者、林 幸美さんのホームページの解説しているという風に考えて下さい。
私個人が、林さんの農法に疑問や、否定の立場をとる際には、『私はこう思っています』のような表現を使います。
また、このブログの内容を使って慣行農法・他の農法に取り組んでおられる方を否定、批判する事はお控えください。
他の農法についての私の想いはこちら
https://ok-farm.jp/nouhou-hihan/
先に要点をまとめました
まず、炭素循環農法についての概念、それとメリットデメリットを先に書いておきます。
基本的な考え方
①微生物を『飼う』という概念
②畑に『山』を作るという概念
メリット
①野菜が美味しくなる
②作物の連作が可能になる(マメ科除く)
③トラクター等の機械を使用しても良い
④農薬、肥料、石灰すら不使用で栽培
デメリット
①土が安定するまでに2~3年かかる
②慣れるまで畑の見極めが難しい場合がある
(周りにアドバイスをくれる人が少ない)
もう少し詳しく解説します
①微生物を『飼う』という概念
炭素循環農法では、「微生物由来」の栄養素を使って作物を育てます。
「野菜を育てるためには、土を育てる事が重要。
土を育てるためにはその中に生きる微生物を元気にすることが必要。
微生物を元気にするためにはどうすれば・・・?」
という事を考え続け、実践する農法です。
②畑に『山』を作るという概念
例を2つあげます。
1つ目の例です。
人間が全く手を入れていない場所でも草や木は、元気に成長しています。
肥料を与えたわけではなく、虫を退治したわけでもないのに、なぜスクスク大きくなるのでしょうか?
その答えは、微生物のおかげなのではないか?というのが炭素循環農法の基本的な考えです。
2つ目は、耕作放棄地から畑にして初めての栽培です。
実際に私も、耕作放棄地から畑にして初めて栽培したものは、肥料を全く与えていないのに、立派な野菜が出来ました。
また、虫もほとんど寄ってきませんでした。
(ただ、前年まで草ボーボーだったこともあり、除草作業は少し大変でした。)
私の身の回りに居る、慣行栽培をしている先輩農家さんからも、『耕作放棄地からの最初の年は肥料無しで育つから大丈夫よ』ともアドバイスを頂いていました。
慣行栽培をしている人ですら、『詳しい理由は分からないけれど、耕作放棄していた場所は、肥料が要らない』という認識を持っているという事が分かります。
逆に言うと、『山』や『耕作放棄地』のような状態を人間が作ることができれば、肥料も農薬も不要な畑が作れるのでは?とも言えます。
林 幸美さんがちょーー詳しく解説された
この『微生物』の育て方についてしっかり解説して下さっているのが 林 幸美さんです。
林さんはとにかく、
『微生物の立場になって、微生物が過ごしやすい環境を作ってあげれば、勝手にいい野菜ができるようになる。微生物を飼っているという意識を持て』
という事をご自分のホームページで、提唱され、具体的な方法も公開しておられます。
https://tan.tobiiro.jp/etc/home.html
詳しくはご本人のホームページをご覧になってほしいのですが、林さんご自身もブラジルの大農園で炭素循環農法を実践されていたり、日本の農家に講演活動などもされています。
(ブラジルは雨季と乾季があり水の管理が難しく、更には土の状態が悪い…など、日本よりも大変な気候だそうですが、炭素循環農法を上手に実践されているようです。
林さんが公開されているホームページのやり方を見ながら私も2018年から炭素循環農法に取り組んでいます。
この取り組み、成功するか?失敗するか?
私自身が林さんのホームページで学んだ内容や、その取り組みで気付いた
『コレはよかった、本当だった』
『いや、この理屈はさすがに無理でしょ?』
など、実際にやってみての感想を紹介しようと思います。
いいものも悪いものも、このブログやYouTubeで少しずつ紹介していければ…と思っています。
炭素循環農法の概要である『微生物を飼う』を知ってもらったところで、
次の記事では、炭素循環農法の5つのメリットについて解説していこうと思います。
5つのメリット解説記事はこちら
https://ok-farm.jp/tan-jun-2-merit1/
炭素循環農法の記事一覧はこちら
https://ok-farm.jp/tanso-junkan-list/
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