2020年春に種まきしたごぼうを、
少しずつ収穫しています。
炭素循環農法に挑戦して、2回目の畑です。
2020春の播種前の耕起~収穫までの反省等を
メモしておきます。
ちゃんと肥料無しでもいいごぼうが収穫出来た
この写真は、4月上旬に種まきしたものです。
耕作放棄地から2作目の畑。
播種前にキノコの廃菌床を少し多目に投入。
土がややガラガラしていたので、
粒が少し小さくなるまで1-2度ロータリー。
肥料は無し。
畝は立てず、水やりもゼロ。それでもここまで大きくなってくれました。
あまり生育がよくなかったエリア、考察
よしよし、順調順調、と思っていて、次のエリアに行くと、こちらはあまり生育がよくない、、。残念。
全体的に細い、そしてまたわれが多い。
こちらは、先程の畑と場所は同じなのですが、
作業スケジュールの関係で、廃菌床を投入する量が先程の畑より少なかった、
ということと、種まきが5月中頃になってしまったことが、主な要因かなと思います。
全体的に、葉が大きくならず、それに伴い根が伸びない、
太くならないという結果になったのだと思います。
今年の広島県は、7月に豪雨(さらに長雨)があり、
7月は31日のうち、確か20日か25日くらいが雨の天気。
とりあえず、晴れはほぼなし。
逆に8月に猛暑(8月は降水ほぼゼロ)で、40日くらい雨が降りませんでした。
その影響もあってか、全体的にごぼうの生育が遅れている様子です。
また、3月末から6月末まで何回かに分けてごぼうの種まきをするのですが、
今年に限っては猛暑などの影響で、5月以降に種まきしたエリアのごぼうが特に生育が悪いです。
来シーズンは、ごぼうの種まきのタイミングを
もう少し前倒しにしてもよいのかなぁと考えています。
播種時期をまとめすぎると、除草作業が追いつかなくなる恐れもあるのですが、
炭素循環農法で土の状態が少しずつ改善されていけば、
草取りが少しずつ簡単になる
(団粒構造が進む事で草が抜けやすくなる、
上手にサイクルしていけば雑草が生えなくなってくる)
ということなので、良い面悪い面を考慮しながら播種時期も調整したいですね。
その他思ったこと
炭素循環農法のキーワードとなる
「高炭素資材の投入」ですが、
投入するおすすめの時期は
「秋」なので、なるべく秋に資材を投入し、
春からの播種をまたスムーズにしたいと感じました。
当然の事ですが、慣行栽培、他の農法と同じく
播種時期や事前準備が遅れたり、トラブルが起こると
収穫量にモロに直結することを痛感しました。
大雨、干ばつなど、トラブルそのものの回避は出来ませんが、
そういった事が起こっても、野菜そのものが元気に成長できる
環境を整える(今回で言ったら廃菌床の量、播種時期)事が
重要だなぁと感じました。
コメント