零細農家がバズった話⑧JAは最高でーす(!?)

『零細農家がバズった話』で
実際にバズっていた
2日間の話は一段落。
前回の記事はこちらから
https://ok-farm.jp/buzz-7/

このお話を最初から読みたい方はこちらから
https://ok-farm.jp/buzz-1/


おさらいになりますが、
この2日間で
Twitterインプレッションは約70万
ブログアクセスは約5000件
そして、
ごぼうの注文約300件。
それに加えて予約が40件。

1-2キロ注文が全体的には多かったですが、
送料無料の効果があったのか
5キロ以上の注文もまぁまぁありました。

飲食店の時短営業などで
減った注文数は、
SNSと、それをご覧になった
方達のおかげで
カバーできた感じです。

今回からの記事は、
全国へのごぼう発送。
しかも、短期間で

大量の発送について
振り返りたいと思います。

『直販やってみたいなー』
と思っている農家さんや、
雑貨などの通販をやってみたい方の
役に立つかなぁと思う内容です。
ぜひご覧下さい。

目次

とにかく大忙しの3週間!!

注文受付も止めたし、あとは出荷!
年末までに全てのごぼうを発送するぞ!
と意気込むものの、
予定数量を日数で割ると、
どう考えてもペースが間に合いません。
イレギュラーなことなので、
妻や子供の協力も得て、
いつもなら休むところで畑に出たり
帰宅時間を遅くしたりしながら
作業に当たりました。

睡眠不足はミスのもと

休日返上!睡眠時間ほとんどなし!
で仕事に向き合える人を
本当にすごいと思いますが
私の場合は
睡眠時間を削るのは
せいぜい連続1週間…
いや、4日程度が限度なのかな、、、
と2020年末の出荷ラッシュで思いました。

眠たいーーー疲れたーー
という状況で作業すると
やっぱり事故の可能性や
発送ミスの可能性が高まります。
ピンチの時は多少無理してでも
頑張らないといけない!やるしかない!
という気持ちも
土壇場では大事だと思いますが
余裕を持った仕事量
というものの重要性も再確認しました。

軽トラのハンドルでおやすみ。

いちばん疲れがピークに達している時は
収穫の合間に軽トラでお茶休憩をした時に
気付いたら軽トラのハンドルに
顔を突っ伏して30分くらい寝ていた事があります。
その時は時間的な締切とか
約束などがなかったので問題はなかったですし、
風邪を引いたりもしませんでしたが、
トラブルの元になるので
睡眠不足は気をつけねばと思いました。

慣れない大量発送作業

バズった前も後も、
収穫作業そのものは
いつもと同じやり方です。
強いて言えば一回に収穫する
ごぼうの量が多いので、
収穫用の箱などを多めに用意した
とかくらいですかね。

それよりも大変だったのが
やはり発送作業。
ホントね、
農協への出荷や
地域の産直市場へ
出荷する場合に比べたら
箱詰め作業の負担は
かなり大きかったです。

・1件1件、送り状を用意して、
・中身を確認して、
・梱包して、
・代金の支払い方法を確認して、
・発送して、
・発送の連絡をして、
・お金の支払いを確認する。

etc etc…

月に3-40の直販を
やっていたときには
気付きませんでしたが、
個別発送は
出荷作業にめちゃくちゃ手間が
かかっていることに気付きました…

そして、賛否両論ありますが
市場出荷やJAのやっている
「規格を合わせて
 一斉に何百袋、何千袋を出荷する」
という作業のメリットも再確認。
私は年に数回くらい…とはいえ
JAや市場に出荷したことがあります。

出荷する数量が少ないと
「規格外が袋詰めできないなぁー」
「産直市の方が利益出るよなぁー」
「直販なら手数料も取られないよなぁー」
など、不満が目立ちますが、

今回のケースのように
直販の注文が大量に入ってしまうと
「日程調整の連絡を、一人一人個別に取らないといけない」
(JAなら担当者1人と相談すればいいだけなのに・・)

「送り状を全て1つずつ用意しないといけない」
(JAなら、50kgとか、100kgに1枚書くだけでいいのに・・・)

「商品にクレーム発生した場合、
 対応も自分でしないといけない、しかも個別に何回も」
(JAがいたら「まだ慌てるような時間じゃない」とか
 励ましてくれるのに・・・)

「代金を振り込みを忘れている人に、催促の連絡をしないといけない」
(JAーーーー!!早く来てくれーーー!!)

という感じで、
JAに対する見方が全く変わってきます。
あー、なんだかんだ言って
JAとか市場っていう仕組みは
よくできてるなぁと感じるわけです。

私は今回納得して直販に挑んでいますが、
直販と市場出荷の
メリット・デメリットは
規模などによって全く変わってきます。


あなたのやりたい農業、規模などを踏まえてよく検討されることをオススメします。

以前紹介した『炎上した農家の孫』の話
https://ok-farm.jp/buzz-ex1/
の時、農家さんが
直販を断念したのも
こういった理由があったのだろうなーと
思ったりしました
(勝手な私の想像ですが(笑)

期待は、裏切れない

とはいえ、OKファームの場合は
『コロナで産直市場が
臨時休業になったら年が越せない!』
という心配があり、
自分から望んでこの状況を作ったワケです。
面倒くさい、などとは言っている場合ではありません!
1つ1つやっていくしかありません!
がんばるぞ!!!

次回からは、慣れない全国一斉発送で
実際に起こったミスや
その対策などを紹介します。

https://ok-farm.jp/buzz-9/

このお話を最初から読みたい方はこちら
https://ok-farm.jp/buzz-1/
2021年末までに
4つのSNSのフォロワー
10000人突破!

目標にしています。
SNS運用を上手にしたい新規就農者の方、
農業や、炭素循環農法に興味のある方は、
ぜひフォローをよろしくお願いします!

『零細農家がバズった話』で
実際にバズっていた
2日間の話は一段落。
前回の記事はこちらから
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おさらいになりますが、
この2日間で
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そして、
ごぼうの注文約300件。
それに加えて予約が40件。

1-2キロ注文が全体的には多かったですが、
送料無料の効果があったのか
5キロ以上の注文もまぁまぁありました。

飲食店の時短営業などで
減った注文数は、
SNSと、それをご覧になった
方達のおかげで
カバーできた感じです。

今回からの記事は、
全国へのごぼう発送。
しかも、短期間で

大量の発送について
振り返りたいと思います。

『直販やってみたいなー』
と思っている農家さんや、
雑貨などの通販をやってみたい方の
役に立つかなぁと思う内容です。
ぜひご覧下さい。

とにかく大忙しの3週間!!

注文受付も止めたし、あとは出荷!
年末までに全てのごぼうを発送するぞ!
と意気込むものの、
予定数量を日数で割ると、
どう考えてもペースが間に合いません。
イレギュラーなことなので、
妻や子供の協力も得て、
いつもなら休むところで畑に出たり
帰宅時間を遅くしたりしながら
作業に当たりました。

睡眠不足はミスのもと

休日返上!睡眠時間ほとんどなし!
で仕事に向き合える人を
本当にすごいと思いますが
私の場合は
睡眠時間を削るのは
せいぜい連続1週間…
いや、4日程度が限度なのかな、、、
と2020年末の出荷ラッシュで思いました。

眠たいーーー疲れたーー
という状況で作業すると
やっぱり事故の可能性や
発送ミスの可能性が高まります。
ピンチの時は多少無理してでも
頑張らないといけない!やるしかない!
という気持ちも
土壇場では大事だと思いますが
余裕を持った仕事量
というものの重要性も再確認しました。

軽トラのハンドルでおやすみ。

いちばん疲れがピークに達している時は
収穫の合間に軽トラでお茶休憩をした時に
気付いたら軽トラのハンドルに
顔を突っ伏して30分くらい寝ていた事があります。
その時は時間的な締切とか
約束などがなかったので問題はなかったですし、
風邪を引いたりもしませんでしたが、
トラブルの元になるので
睡眠不足は気をつけねばと思いました。

慣れない大量発送作業

バズった前も後も、
収穫作業そのものは
いつもと同じやり方です。
強いて言えば一回に収穫する
ごぼうの量が多いので、
収穫用の箱などを多めに用意した
とかくらいですかね。

それよりも大変だったのが
やはり発送作業。
ホントね、
農協への出荷や
地域の産直市場へ
出荷する場合に比べたら
箱詰め作業の負担は
かなり大きかったです。

・1件1件、送り状を用意して、
・中身を確認して、
・梱包して、
・代金の支払い方法を確認して、
・発送して、
・発送の連絡をして、
・お金の支払いを確認する。

etc etc…

月に3-40の直販を
やっていたときには
気付きませんでしたが、
個別発送は
出荷作業にめちゃくちゃ手間が
かかっていることに気付きました…

そして、賛否両論ありますが
市場出荷やJAのやっている
「規格を合わせて
 一斉に何百袋、何千袋を出荷する」
という作業のメリットも再確認。
私は年に数回くらい…とはいえ
JAや市場に出荷したことがあります。

出荷する数量が少ないと
「規格外が袋詰めできないなぁー」
「産直市の方が利益出るよなぁー」
「直販なら手数料も取られないよなぁー」
など、不満が目立ちますが、

今回のケースのように
直販の注文が大量に入ってしまうと
「日程調整の連絡を、一人一人個別に取らないといけない」
(JAなら担当者1人と相談すればいいだけなのに・・)

「送り状を全て1つずつ用意しないといけない」
(JAなら、50kgとか、100kgに1枚書くだけでいいのに・・・)

「商品にクレーム発生した場合、
 対応も自分でしないといけない、しかも個別に何回も」
(JAがいたら「まだ慌てるような時間じゃない」とか
 励ましてくれるのに・・・)

「代金を振り込みを忘れている人に、催促の連絡をしないといけない」
(JAーーーー!!早く来てくれーーー!!)

という感じで、
JAに対する見方が全く変わってきます。
あー、なんだかんだ言って
JAとか市場っていう仕組みは
よくできてるなぁと感じるわけです。

私は今回納得して直販に挑んでいますが、
直販と市場出荷の
メリット・デメリットは
規模などによって全く変わってきます。


あなたのやりたい農業、規模などを踏まえてよく検討されることをオススメします。

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https://ok-farm.jp/buzz-ex1/
の時、農家さんが
直販を断念したのも
こういった理由があったのだろうなーと
思ったりしました
(勝手な私の想像ですが(笑)

期待は、裏切れない

とはいえ、OKファームの場合は
『コロナで産直市場が
臨時休業になったら年が越せない!』
という心配があり、
自分から望んでこの状況を作ったワケです。
面倒くさい、などとは言っている場合ではありません!
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がんばるぞ!!!

次回からは、慣れない全国一斉発送で
実際に起こったミスや
その対策などを紹介します。

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この記事を書いた人

農業歴12年のごぼう農家。
毎日Voicy(音声配信)で情報発信中。

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